特別セミナー「チーム医療語の手引き – TeamSTEPPS -」

DSC 7048 200x174 特別セミナー「チーム医療語の手引き – TeamSTEPPS  」近畿大学医学部附属病院医療安全対策室室長の辰巳陽一先生をお招きして、平成30年4月28日(土)に特別セミナー「チーム医療語の手引き–TeamSTEPPS-」が開催されました。

TeamSTEPPS (Team Strategies and Tools to Enhance Performance and Patient Safety) とは、良好なチームワークを確立し、医療行為全般のパフォーマンスと患者の安全性を高めるためのチーム戦略で、米国において国防総省や航空業界などの事故対策実績を元に作成されたものです。
TeamSTEPPSの考え方はチームワーク醸成の手法としての効果が期待でき、医療分野以外の領域においても活用が可能です。

DSC 7080 200x134 特別セミナー「チーム医療語の手引き – TeamSTEPPS  」今回の特別セミナーでは、在校生を主な対象として、理論的背景をはじめとしたTeamSTEPPSの “本質” を学び、座学とインタラクティブな演習によって理解を深めることができました。
患者安全や医療の質の考え方に始まり、実際の事故・過誤を減少させるためには、高信頼性組織(High Reliable Organization: HRO)を目指す必要がある、とのメッセージが伝えられました。
HRO の育成には、「失敗に注目する」「単純な解釈を否定する」「行為に敏感になる」「回復力(レジリエンス)を意識し高める」「専門知識を尊重する」ことが必要であり、TeamSTEPPSの考え方がひじょうに役立ちます。
参加者は、実際にTeamSTEPPSのスキルを使いながら、思考の多様性を保証し、状況・目的・思考過程を共有すること(メンタルモデルの共有)の大切さを学びました。

参加者からは、
「施設規模が違っても医療安全に関する考え方は一緒であるというコメントが心に響いた」
「医療安全だけでなく、ビジネスやチームビルディングにつながる話だと思った」
「本質が理解できた。実践するまでには至らないが、実践できるようになりたい」
「TeamSTEPPSの本質を現場に生かせたらと思った」
などのコメントがあり、教員も含めて参加者にとって有意義な学びの機会となったようです。
「来年も是非ともこのようなセミナーを開いて欲しい」との声が聞こえるなど、盛況なセミナーとなりました。

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