3期生 餅田 佳美さん

3期生 餅田 佳美さん
東大阪市立総合病院
医療安全管理室 看護師

失敗を科学的思考で分析、改善へ

 私は4年前、突然医療安全管理室に配属になりました。何からどのようにしていけばいいのか悩んでいた時、この大学院を知り、科学的に医療安全が学べることに魅力を感じて入学しました。


 在学中の2年間は、勉強と仕事と家庭と忙しくしながらも、様々な分野で活躍されている教授、教員による多才な知見は、目からうろこの事ばかりでした。

 医療の安全を構築していくことは多種多様な方面からのアプローチが必要であり、幅広い知識が必要な分野であることが理解できました。

 現場では何となく経験知で語っていたことが、科学的思考を持ち合わせることで、根本原因の探求ができ、地道にコツコツすることからダイナミックな戦略まで、実現可能で多様な対策が提案できるようになり、理論が実践に活かせることを実感しています。

 また研究的視点が医療安全の発展につながる重要なことも、大学院で学ぶことができました。


 在学中は、乾いたスポンジにどんどん知識が吸収されていく自分を実感し、充実した日々でした。しかし楽しいことばかりでなく、研究課題に打ち込む日々には、自分の知識の足りなさを思い知らされ、学問は奥深いものであることを身に沁みて感じつつ、上澄みを掬っているだけの自分に自暴自棄になることもありました。

 最終的には時間との闘いの中で、とにかく前に進むのだという気持ちを強く持って取り組みました。

 この気持ちの支えになったのは、学友たちです。多くを語らずとも同じ思いで気持ちが通じ、支えてくれました。社会人学生としてこのような仲間に出会えたことに感謝しています。


 これからも学んだ知識を深めつつ、患者安全文化の醸成をめざして取り組んでいきたいと思います。