平成26年度「医療マネジメントセミナー」(終了分)

~医療の再生を考える~

 医療機関の経営の問題が重要視されるようになり,医療におけるマネジメントの重要性が高まって来ています。
 医療機関は、よりいっそうの経営効率を図りながら,国民に十分な医療を提供するような運営が求められています。そのためには,人事,組織,ブランド,法律など様々な高度なスキルを必要とします。医療の再構築をはかり医療を再生していく覚悟で一人一人の医療者がマネジメントを考えていく必要があります。今まさにこのような経営層のスキルアップが急務といえます。
 本学の設立の趣旨は,医療に携わるもののマネジメントの観点から,医療機関の経営や安全を担保していく人材を育てることです。そこで、本学では経営管理セミナーを医療関連の経営陣に対するエグゼクティブセミナーと位置づけ,高度な医療関連の経営についてみなで考えていくことにしたいと思います。



セミナープログラム 平成26年度(後期)

第1回

2014年10月12日(日)
10:30〜16:30
講演録はこちら
午前の部 10:30-12:00
「人事を変える、変えない、これからの人事制度」
滋慶医療科学大学院大学 客員教授 齋藤 精一 氏


午後の部 13:00-16:30
「先進病院の人事賃金戦略」
相澤病院理事長 相澤 孝夫 氏


医療の再生には人の問題が不可欠です。相澤病院の改革は人事制度から始まりました。相澤病院の経営理念は経営計画に方針展開され各職員にコミットメントされていきます。組織活性化に経営方針は如何に具現化されているのか,今日の発展に繋がつているその人事賃金戦略とその経営の極意を探りたいと思います。
第2回

2014年11月9日(日)
10:30〜16:30
講演録はこちら
午前の部 10:30-12:00
「育成型加点主義人事賃金制度の新展開」
滋慶医療科学大学院大学 客員教授 齋藤 清一 氏


午後の部 13:00-16:30
「危機管理を乗り越える病院の人事賃金戦略」
社会福祉法人大阪暁明館病院理事長 古城 資久 氏


組織の再生に人材の育成登用のシステムは欠かせません。賃金制度に反映された人材育成制度と人材登用制度を整備することは,医療機関に今求められていることです。伯鳳会グループの発展の秘密は何でしょうか? それはすべて人からはじまります。BSCを活用した目標管理の徹底,人材の育成と活用,成果配分賃金システムの導入など人事賃金制度の有効性を語ります。
第3回

2014年12月7日(日)
10:30〜16:30
講演録はこちら
午前の部 10:30-12:00
「利益管理と病院のリスクマネジメント」
滋慶医療科学大学院大学 准教授 田中 伸 氏


午後の部 13:00-16:30
「医療管理者にとってのヒューマンリソースマネジメント」
和歌山大学経済学部准教授 厨子 直之 氏


今マネジメントの必要性が医療機関で問われています。医療機関は,これまでのような管理不在ではやっていけなくなっています。一人一人の医療人がマネジメントのための数字を読みこなし,さらにはマネジメントを数字からやってく感覚を身に着けることで,医療機関にある潜在的な人的資源を生かしていくことを考えていきます。
第4回

2015年3月1日(日)
10:30〜16:30
午前の部 10:30-12:00
「医療組織の中における人材のマネジメント」
ー 心理学の観点から満足度を高める ー
滋慶医療科学大学院大学 講師 岡 耕平 氏


午後の部 13:00-16:30
「交渉による訴訟なしの問題解決」
ー 医療の組織マネジメントに生かす ー
米国法律事務所パートナー弁護士 
立命館大学大学院 経営管理研究科 教授 秋沢 伸哉 氏


医療の世界に訴訟で勝つということは存在しません。訴えた側は100%勝つということはできませんし,訴えられる医療機関もそれによって傷つきます。医療の現場においては,いかに訴訟にならずにウィンウィンの関係になれるかが医療機関に問われています。この課題について午前には主に心理の観点から解き明かし,午後には交渉による解決の具体的な例を皆さんと考えていきます。


セミナープログラム 平成26年度(前期)

第1回

2014年5月25日(日)
10:30〜16:30
講演録はこちら
医療機関の再生と人事改革の構築を目指す

午前の部 10:30-12:00 「医療機関の再生の必要性」
-本年度の診療報酬改定が意味するもの-
滋慶医療科学大学院大学 学長 武田 裕 氏

午後の部  13:00-16:30 「医療機関の人事改革」
日本病院人事開発研究所代表幹事 斉藤 清一 氏

医療機関における人事の問題はこれまで大きく取り上げられてくることが少なかったように思います。職種を越えた形で強い組織に医療機関が生まれ変わるために公平で能力主義的な人事制度の改革が必要とされています。具体的には絶対考課的な職種横断的人事や人を育てていくような人事考課の構築を目指します。そのために,実際に病院で起こったケースをいくつか取りあげることによってより深い理解をできるようにします。
第2回

2014年6月22日(日)
10:30〜16:30
講演録はこちら
新たなブランド戦略を考える

午前の部 10:30-12:00 
「病床機能別再編成の流れの中で病院運営を考える」
滋慶医療科学大学院大学 教授 米延 策雄 氏

午後の部 13:00-16:30「医療のブランディングの重要性」
エスプロデューサーズ株式会社 中西 匠 氏

一般的な事業体においてはヒト,モノ,カネ,情報に続く第5の経営資源としてブランドの重要性が語られて久しいです。しかし,地域住民や連携先から選ばれ,継続的に病院の価値を向上させていていく上でどの様にブランド戦略を考えていく必要があるのかを新たに問い直す時期に来ているように思います。そこで本セミナーでは,単なるイメージだけの問題ではなく、ブランドを経営資源として捉えていく重要性やその考え方について,改めて医療機関に応用可能な部分を考えていく助けになるような機会にしたいと思います。
第3回

2014年7月6日(日)
10:30〜16:30
講演録はこちら
交渉学を学ぶ

午前の部 10:30-12:00
「医療現場において知っておくべき個人の特性」
滋慶医療科学大学院大学 准教授 石松 一真 氏


午後の部 13:00-16:30「医療事故と交渉学」
米国法律事務所パートナー弁護士 
立命館大学大学院 経営管理研究科 教授 秋沢 伸哉 氏

どの医療機関にも生じうる医療事故。しかし医療事故がひとたび医療訴訟となれば医療機関が受ける影響は甚大です。たとえ勝訴しても,マスコミでセンセーショナルに報道されたり,SNSなどでネガティブ情報をアップされる可能性があります。「医療訴訟を起こされた病院」というレッテルのもと,患者様からの信頼感や世間における評判を大きく毀損してしまいます。医療訴訟のリスクを回避する方法,さらに医療事故によって傷ついた評判や信頼を再構築する方法を,対話型の問題解決を図る交渉学の観点から具体的な事例を交えながら考えていきます。
第4回

2014年7月13日(日)
10:30〜16:30
講演録はこちら
マネジメントツールを活用し、組織の変革を図る

午前の部 10:30-12:00「医療再生のための建築デザイン」
滋慶医療科学大学院大学 教授 河口 豊 氏

午後の部 13:00-16:30「医療組織の変革」
恩賜財団 済生会神奈川県支部 業務担当理事 正木 義博 氏

日本の医療界を取り巻く環境は激しく変化しています。この変化にわれわれはどのようについて行ったらいいのでしょうか。これまでの経営管理手法では,この激変する環境変化に十分対応した医療機関の管理につながりません。そこで組織変革の重要性と必要性を考え,BSCをマネジメントツールとして活用する路を探っていくことにします。具体的にはこれまで医療現場においてツールを導入してきた経緯とその事例を取り上げて考えていくことにします。

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