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4期生、20名が気持ち新たに入学

―4期生、20名が気持ち新たに入学―


全体風景

 滋慶医療科学大学院大学は、4期生(20名)の入学式を4月6日(日)に行いました。「わが国で初めて・唯一の医療安全管理学を探究する大学院」として、2011年4月に開学して3年の実績を積みました。この3月には2期の修了生(修士)を医療社会に輩出、4期生には新たな期待が持たれています。




―チーム教育力でサポート―


武田学長

 武田裕学長は「医療は年々高度・多様化しているが、患者安全という重要な課題が残っている。日本のヘルスケアのために、医療安全の学問的裏づけをして、世界に発信していくのが本学のミッション」と説いて、「この2年間は今までと全く違う環境になる。職場、家庭、大学院と3足のわらじ。並大抵ではないが、研究できる喜びを持って、決めたテーマ、目標に邁進して頂きたい」と激励されました。また「チーム医療が強調されているが、本学は多彩な教員による“チーム教育力”で皆さんを支え、問題解決をサポートします」と、訓辞をしました。




―多職種連携のマネジメントが課題―


浮舟理事長

 同大学院大学の運営母体・学校法人大阪滋慶学園の浮舟邦彦理事長は「医療、福祉分野でリスクマネジメントが大切になっている。発生してからどうするか、という問題もあるが、発生以前から対処するセーフティマネジメントが重要」として、「専門職が連携してのチーム医療は病院完結型から地域完結型へとなりつつある。多職種連携のマネジメントが課題になっている」と説きました。そして「入学生の皆さんは、それぞれの職場での課題と教員からの学びをマッチさせて、職場に持ち帰ってリーダーとなって欲しい」と、期待を込めて祝辞を述べました。




―エビデンスある学問体系を―


吉岡病院長

 来賓として、地方独立行政法人大阪府立病院機構、大阪府立急性期・総合医療センターの吉岡敏治院長は「当センターは救急医療を行っています。救急医療にはあらゆる診療科が関わる。多職種連携の医療安全管理学に通じるものがある」という。「医療安全の真の学問体系はこれからだと思います。エビデンスのある学問体系を作って欲しい。皆さんは職場で自身の研究テーマを持っているわけで、研究を完成してください。同時に人格を磨いて、人間として成長してください」と、期待を込めて激励されました。




―新しいコミュニケーション術が必要―


カレン准教授

 海外からも、大阪滋慶学園の米国及び中国の提携校の代表がお祝いに来ていただきました。米国・ロマリンダ大学のカレン・ペンドルトン准教授は「テクノロジー、治療行為、薬学、外科手術など科学的発展を考慮すると、様々な職種間での新しいコミュニケーション術を必要とします」として、「皆様の研究は多職種にわたる医療職のマネジメントやシステムの構築を念頭に置いてください。学問の中核は、様々な医療職者で構成される医療機関の発展を担うリーダーの素養となります」と、エールを贈られました。


ロマリンダ大学
キリスト教会を母体にした米国・カリフォルニア州にある医科大学。医学、歯学、コメディカル学、看護学、薬学、公衆衛生学など8学部。附属病院は幼児・小児の心臓移植手術の実績で知られている。



―足元から着実な行動を~チャンスを大切に―


崔 書記代理

 中国からは、広東医学院の崔暁軍・解剖研究室主任は「大阪滋慶学園との合弁教育は19年目を迎えています。実学・人間・国際の教育理念は我々の手本になっています。広東医学院では滋慶大学院との間で、医学・看護分野での教育提携や院生同士の学術交流も展開したい。皆さんの理想は前方に見えますが、進むべき道は足元にあります。着実な行動によって、学びのチャンスを大切にしてください」と、祝辞を述べられました。


広東医学院
広東省の重点大学のひとつ。本科、修士、博士課程を設置する医科大学。全日制の在校生、社会人学生の合計44,000人、広東省で最大規模の医療衛生人材を養成している。



―研究力、リーダー力を養いたい―


入学生宣誓 間宮直子

 入学生を代表して、間宮直子さんは「専門性豊な先生方から指導を受けて、経験豊な院生との交流という恵まれた学習環境を得ました。これを活かして、研究能力を磨き、リーダーシップ力を養いたい」と、力強く宣誓しました。




―多職種の仲間、多彩な講義が最大の学び―


修了生プレゼン 大西アイ子

 このあと、修了生の大西アイ子さん(1期生)が大学院での2年間の体験を紹介しました。大西さんは、六甲アイランド甲南病院に勤務していますが、看護師長を経て、医療安全管理者に配属されたのを機に、入学の意思を上司に伝え、了承を得たという。
 通学にあたって、まずは時間の確保に努めた。当直や担当の会議の曜日調整、早出勤務にシフト―など。「上司や同僚の理解と協力があってのこと。感謝です」という。そのうえで「仕事をきちんとすることが重要」として、1年目に必要単位を取得、希望の講義は2年目に受講するなど、履修方法を工夫した。
 学んだことによって「グループワークなど通じて、多くの専門職の価値観、考え方を知ることができた」「多彩な専門分野の教員の教えで視野が広がった」「研究に対する真摯な姿勢を見た」など、大いに刺激を受けたという。最も大きな収穫は「多くの仲間やここに来ていなければ、受けることが出来なかった価値ある講義を聴けたこと」だと語っています。


集合写真

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