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塩さん(1期生)と土屋教授の研究論文

―医療の質・安全学会誌に掲載―


「看護学生が臨地実習でインシデントを起こした後の教育的なかかわり」 滋慶医療科学大学院大学の塩 霧都恵さん(しお・むつえ、1期生、現在は兵庫大学教員)と土屋八千代教授の研究論文「看護学生が臨地実習でインシデントを起こした後の教育的なかかわり」が、「医療の質・安全学会誌 2014 vol.9 no.1」に掲載されました。以下に要約を紹介します。

 この研究は、看護学生が臨地実習でインシデントを起こした後の教員のかかわり方を分析、そのプロセスを明らかにして、その結果を通して教育的な効果を高めることが目的。インシデント後のかかわりで、成功体験を持つ教員9名を対象に分析した。


―13概念を6つのカテゴリーに分類―


 分析の結果、「つらい気持ちへの寄り添い」「インシデントレポートを書くタイミング」「学生の学びの場とする」「指導者と指導方法の共有」など13の概念を見出した。この13の概念を「学生への寄り添いと擁護」「インシデントを学びに変えるかかわり」「指導方法の共有」など6つのカテゴリーに整理、分類した。



―振り返り、気づきが大事―


 学生は患者の行動や心理面をイメージするのは難しい。そこで「インシデントを学びに変えるかかわり」として、教員がモデルを示し、学生が気づかなかったこと、できなかった事を、あとで「振り返り」をさせる必要がある。学生が自分なりの判断をした場合、教員はその危険性を認識して、「指導を通して学生の変化を把握すると同時に、教員においても指導を通して気づきや学びとなっている」という。そして「患者についての知識の確認や状況判断に気づかせ、イメージ化させる工夫が必要」としている。



―教員と指導者との指導方法の共有化―


 また、教員と指導者が「指導方法を共有することで学生に明らかな変化が見られる」。従って、指導者と学生、教員と指導者との十分なコミュニケーションが大事だという。今回の研究は教員に焦点を当てているので、今後、指導者、学生の視点からも分析をして、「教員、指導者、学生の3者間の効果的な関わりを捉える必要がある」としている。


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