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1期生 中山昌美さん〈現・研究生〉の論文が雑誌「看護管理」の特別記事に掲載されました。

本学研究生 中山昌美さん(1期生)の「ワーク・ライフ・バランス推進の先進的施設における子育て支援策の成果と課題-JCHO大阪病院の取り組みから-」が、「看護管理」25:(9)807-812、2015(医学書院)に特別記事として掲載されました。

中山昌美中山さんはJCHO大阪病院(旧・大阪厚生年金病院)に看護師長として勤務しつつ、本学に入学し、2013年3月「病院看護師におけるワーク・ライフ・バランスから見た子育て支援に関する研究~A病院の質問紙調査を中心に~」のテーマで修士(医療安全管理学)を取得しました〈指導教員:折田義正教授、飛田伊都子准教授、協力:高橋弘枝看護部長(当時)〉。

JCHO大阪病院は2005年より全職員の子育て支援策を実施し、ワーク・ライフ・バランスの先進的施設として全国的に知られていますが、従来、その内容は部分的な報告のみでした。                                中山さんは、この病院の子育て支援の成果の検証と課題の抽出を目的に、初めて看護職員全員に無記名の質問紙による意識調査を行いました。結果は子育て支援を受けている者〈支援群〉と受けていない者〈非支援群〉に分けて分析し、「仕事を続けるため」「女性が働き易くなるため」については両群とも子育て支援の必要性を認めていることを示しました。
支援群のために非支援群は「忙しい」が、職場の人間関係は良好で、時間は有意に短いが支援群も残業を行っている等、双方の努力があることも推定されました。                   しかし、非支援群は子育て支援が「人材確保に有効」と考えていないこと、子育て支援策(とくに看護休暇制度、職場復帰支援)は将来結婚・妊娠の可能性のある20歳台に認知度が低いことが分かり、全職員に子育て支援の重要性を繰り返し徹底させる必要性が痛感されました。
このような結果は各病院の看護職員確保対策の参考となり、その実行は医療安全の向上にも貢献すると思われます。

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