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「医療機器、未来へ。」―医療機器安全管理研究会 キックオフセミナーを開催しました。

2018年11月10日(土)に滋慶医療科学大学院大学 医療機器安全管理研究会 主催のキックオフセミナー 「医療機器、未来へ。」を開催いたしました。

このセミナーは、医療機器全般に関わる安全性、有効性、信頼性、妥当性そして経済性について研究を行い、実践的な安全管理の推奨方法を提言する組織として、滋慶医療科学大学院大学が発足させた「医療機器安全管理研究会」のキックオフとして企画されたもので、医療機器関連会社や医療機関から多くの方々が参加されました。

開会に際して、代表世話人である滋慶医療科学大学院大学 学長/教授 木内 淳子より医療安全管理学の体系化と実践を目指す大学として、 医療機器の安全についても積極的に取り組んでいきたいとの挨拶がありました。

最初の演題では、大阪大学医学部附属病院 病院教授 材料部部長 高階 雅紀 先生より「再製造単回使用医療機器の展望」についてご講演をいただきました。
厚生労働省の制度について、先行して実施している諸外国の実例や種々の懸案事項、立場によって異なる賛否のポイントなどの説明があり、その後、会場の参加者から多くの質問が出て熱心な議論が行われました。

 

続いて、大阪大学大学院医学系研究科 医療情報学 教授、大阪大学医学部附属病院 医療情報部部長 松村 泰志 先生から「医療の質・安全を向上させる医療情報システムとは」という題でご講演をいただきました。
大阪大学医学部附属病院の医療情報システムの運用に長年携わって来られた経験をもとに、オーダーエントリーシステムに始まり、フィルム管理の課題を解決するための画像情報の電子化、各科受診・チーム医療に対応するための医療情報の完全コンピュータシステム化についてお話しいただきました。さらに、完全コンピュータシステム化によって生じた新たな課題に対する大阪大学医学部附属病院での取り組みなど、非常に内容の濃いご講演をいただき、休憩時間中も参加者からの質問・議論が続きました。

最後に小西医療器株式会社 取締役事業部長 島田 正司 先生より「医療機器物流の現状と未来」という題でご講演をいただきました。
少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少が物流に与える影響、物流における小口化の流れ、物が流れているだけの物流から「必要なものを、必要なだけ、必要な場所に、必要なタイミングで、正確に」補給する戦略的ロジスティックスへの移行の必要性、ロジスティックス技術の世界の状況、 医療現場への応用、そして「医療安全と合理化」という相反する課題の克服など非常に内容の密な講演となりました。

最後に滋慶医療科学大学院大学 研究科長/教授 椿原 美治より、多数の方々にご参加いただき盛会となったことへの感謝と、次回のセミナーへの積極的な参加をお願いする挨拶があり、閉会となりました。
アンケートでは、参加者からも大変有益であったとのご意見をいただくことができました。

次回の医療機器安全管理研究会のセミナーは2019年7月27日(土)の開催を予定しております。
皆様の積極的なご参加をお願い申し上げます。

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