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第1回 看護師セミナーを開催しました。

 滋慶医療科学大学院大学では、各医療職者を対象としたセミナーを開催しております。このセミナーでは医療職従事者の方々が医療の質・安全を高めるために必要となる知識やスキルを修得する機会を提供し、キャリアアップの一助となるような取り組みを行っております。

 10月6日(土)13:00より、滋慶医療科学大学院大学にて、第1回看護師セミナーを開催しました。本大学院大学の石松一真准教授が『認知・行動のメカニズムから医療安全を考える』というテーマで講演を行いました。


【セミナー概要】

 医療の安全や事故防止を考える上では、医療職場に介在する人間の要因(ヒューマンファクター)を理解することが必要不可欠となります。重大事故を含め、ヒューマンエラーに起因する事故は少なくありません。事故を防止し、安全を維持・確保するためには、まずはエラーの発生自体を防止するためのアプローチが必要となります。さらに、エラーが発生しても事故にならないように、発生したエラーを検出し修正する、あるいはエラーの拡大を防止するためのアプローチが重要となります。

 本講演では、これら2つのアプローチにおいて、ヒトの認知・行動のメカニズムを考慮することの重要性が指摘されました。

 まず、身近な事例などを示しながら、①ヒューマンエラーは人間に共通の問題であることが確認されました。次に、注意や不注意に関するデモを用い、ヒトの認知・行動のメカニズムに関する理解を深めながら、医療従事者が、②ヒトの認知・行動に関する基礎知識を習得し、活用することのメリットが示されました。医療従事者がヒトの認知・行動特性に関する知識を持つことは、③自己の認知・行動特性やエラー傾向を知ることはもとより、患者の認知・行動傾向やエラーのリスクを評価する際にも役に立つこと、その結果、事故防止や安全の維持・確保へと繋がることが伝えられました。最後に、これらのメッセージを再確認した上で、参加者とともに医療安全についての議論がなされました。

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