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学位記授与式を挙行、初の医療安全の修士が誕生

 滋慶医療科学大学院大学は、3月24日(日)に「学位記授与式」(卒業式)を挙行しました。同校は2011年4月に、医療の質・安全の向上を探究する大学院として開学しました。わが国で初めてとなる「医療安全管理学」の修士課程を創設して以来、初の修士として20人が誕生しました。2年間の学びの成果を医療現場や教育現場で実践することが期待されています。


―医療安全のパイオニアに―

 式典では坂本幸哉学長が「皆さんは2年前の東日本大震災の直後に入学されたわけで、改めて人命の尊さを考え直し、医療安全の重要性を学ばれました。最近の医療は進歩、高度化するとともに、患者さんの安全を求めるニーズが強くなっています。修士は通過点で、さらに研究されて医療安全のパイオニアとして道を切り開いていってほしい」と告辞されました。


―生きた学問に。エキスパートとして活躍―

 同大学院大学の運営母体となる学校法人・大阪滋慶学園の浮舟邦彦理事長は「皆さんは医学、看護学、薬学、臨床工学、保健学、経営学、法学など、医療安全学を学際的な立場で学ばれました。医療安全の重要性が高まる中で、“生きた学問”として定着するかどうかは一期生の皆様の肩にかかっています。医療の質と安全のエキスパートとしての活躍を期待しています」と激励されました。


―医療の水準を高めて―

 来賓として、独立行政法人・国立病院機構大阪南医療センターの米延策雄院長は「病院の運営を預かる立場として、医療安全の課題は多い。リスクマネジメントからセーフティーマネジメントへと、どんどん広がっています。医療安全学はまだ定まっていない分野だけに、修士を取得された皆さんは安全の研究、実践をさらに進めて、医療の水準をより高いものにしてほしい」と期待を込めて祝辞を述べられました。


―医療安全を担う重要な人材―

 海外からは、米国のゴンザガ大学のDr.リン・マーフィー看護学部長が「皆さんは医療安全を担う重要な人材として、伝統のある滋慶学園の大学院から修士という権威ある称号を授与されました。これを誇りに思ってください。患者様に提供する医療の質と安全の向上を指揮することを期待しています。患者様の最終的な擁護者として、真に安全に治癒できるように、組織のリーダーにならなければなりません。皆様は医療職者を越え“先生”であり“橋渡し役”でもあります」とメッセージを送られました。


―大学院への発展は素晴らしい成果―

 中国からは広州中医薬大学国際学院の王洪琦院長(教授)が「滋慶学園は数多くの医療人材を育成されています。大阪医療技術専門学校から滋慶医療科学大学院大学へと発展されたのは、素晴らしい成果です。貴校とは長期的に合作関係があり、臨床工学専攻、看護学専攻などの合弁から現在は大学院生を養成するまで深まっています。両校の教育、研究の合作がさらに発展することを願っています」と述べられました。


―医療安全のリーダーを目指す―

 修了生を代表して、喜田裕也さん(医師)は「入学当初は手探りの状況もありました。医師、看護師、助産師、臨床工学技士など多職種、年代も20代から50代と異なりましたが、医療安全という共通目標に向けて、学生同士が刺激しあって、学ぶことができました。教員の熱心な指導のもと、学会発表にもチャレンジできました。学びました成果を医療現場で活かしたい。卒業後も学び続けて、医療安全のリーダーになることが指導いただいた教員、学校へのお礼だと思っています」と謝辞を述べられました。


なお、4月7日(日)には、3期生の入学式が行われます。

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